蛍火艶夜 / 原画展 に行ってきました。
エネルギーがとにかく凄かったです。
地元に帰ってきてから、頭に浮かんだ言葉を書き綴ろうとしてはサーッと霧の中に消えていくようで… しばらくこの余韻に浸っていたくてPCもSNSも開かず粛しゅくと生活してました。
茅場町にあるレクトギャラリーさん、令和には感じられない空気感がとてもよかった。
ギャラリーの一室にびっしりと張り巡らされたあませ先生の生原画。色んなシーンが走馬灯のように静かに流れて、本当に「あめふる」の言葉にふさわしい、祈りみたいな空間だった。間近で見るとやっぱり先生の筆跡って無二なんだなって強烈に感じる。白黒の線画はただ美しいだけじゃなく、精悍さや確かな「強度」もあって、醸し出す色気はものすごくエッティだった…。キャラの表情から見る喜怒哀楽も、微細な心のうごきようも、表現力が凄すぎる。艶かしい視線やしなやかな体躯も全部含めて、ドクドク鳴る鼓動みたいに感じられてグッと惹き込まれた。生きてるんだなってしみじみ感じる線、線が生きてるってこういうことなんだなあ。
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ニコニコおしずとその裏
やぎしずに物理的に触れたんだが????
こんな、こんな儚くて繊細なこわれもの、赤ちゃん抱くときしか発動しない力でそっと捲ったんだけど。ウ〜〜〜ッッ
破顔のおしずがかわいすぎて息がとまりそうだった。原作でおじやぎがしずまくんの写真を指でなぞるシーンと同じ心境になった気がするよ。愛おしくて、あたたかくて、懐かしくて、どうにかなりそう。目と鼻の先でやぎしずが幸せそうに笑ってくれてうれしい。先生、本当にありがとう…。
浅いことしか言えないけど、この漫画は特攻隊の男の子たちの恋の物語で。たとえ漫画はフィクションでも、これは現実のはなし、と心に刻みたい。当たり前に食べて、当たり前に寝て、当たり前に暮らせるこの歴史に彼らがいて、様々な気持ちを持って生きていたことだけは絶対忘れてはいけないと思った。
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追記 5/23(22:21) にメッセージくださった方
https://wavebox.me/msg/bg9uone8jrds4rbc/1xrzxdjpui